2018年の死刑執行後、東京拘置所(東京都葛飾区)に保管されているオウム真理教松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=の遺骨と遺髪について、次女(40)に引き渡すとした東京家裁、東京高裁の判断が確定した。帰属を巡る家事審判の決定で最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)が、四女(32)の特別抗告を棄却し、妻(62)と次男(27)による申し立ても同様に退けた。裁判官5人全員一致の結論で、2日付。 死刑は18年7月6日に執行された。公安当局は、遺骨などが後継団体「アレフ」の信者らの崇拝対象になる可能性があるとして警戒し、引き渡し後の取り扱いを注視する。 元死刑囚と元教団幹部の妻との間には2男4女がいる。関係者によると、松本元死刑囚は執行直前、係員に遺骨の引き取り先を問われ、四女を指名したとされる。 四女は遺骨の受け入れを表明したものの、次女らが「元死刑囚は当時、意思疎通が難しい状態となっており、特定の人を指定することはあり得ない」と主張。次女と四女がそれぞれ家事審判を申し立てた。 2件を併せて審理した家裁は、20年9月17日の決定で遺骨と遺髪の取得者を次女と定めた。四女のほか、妻と次男が即時抗告したが、高裁は家裁の判断を支持し、今年3月10日にいずれも棄却する決定を出した。(共同)

オウム真理教松本元死刑囚の遺骨は次女に 最高裁が四女の特別抗告を棄却 - 社会 : 日刊スポーツ

麻原元死刑囚の遺骨、次女に 四女の抗告棄却 最高裁判所=東京都千代田区 最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は、平成30年7月の死刑執行後、法務当局が保管しているオウム真理教元教祖の麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=本名・松本智津夫(ちづお)、執行時(63)=の遺骨と遺髪について、次女(40)に引き渡すとした決定を不服として四女(32)側が申し立てた特別抗告を棄却した。7月2日付。遺骨などを次女に引き渡すとした決定が確定した。 公安当局は、遺骨などがオウム真理教の後継団体「アレフ」信者らの崇拝対象になる可能性があるとしており、引き渡し先が法的に決まったことで、改めて警戒を強めるとみられる。 麻原元死刑囚は、元教団幹部の妻(62)との間に2男4女がいる。関係者によると、元死刑囚は執行直前、係員が遺骨の引き取り先の意向を尋ねた際に「四女」と答えたとされる。四女は受け入れを表明したが、次女や三女(38)らが「元死刑囚は当時、意思疎通が難しい状態で、特定の人を指定することはあり得ない」と反発。これとは別に妻らも引き渡しを求めており、争いとなった。 次女と四女が提出書面に基づき非公開で裁判官が判断する審判を東京家裁に申し立て、家裁は昨年9月、次女に引き渡すと決定。四女側は即時抗告したが、今年3月に高裁が棄却したため、特別抗告していた。

オウム真理教の麻原彰晃こと、松本智津夫元死刑囚の遺骨をめぐる裁判で、次女を引き取り先と認めた決定が確定した。 2018年に死刑が執行された松本元死刑囚の遺骨と遺髪は、執行直前に引き取り先に指名されたとする、四女の意向を受けて、5日現在も拘置所内に保管されている。 引き取り先をめぐっては、四女と次女らが争っていたが、最高裁は、2日までに、四女らの特別抗告を棄却する決定をし、次女を引き取り先と認めた決定が確定した。

【速報】松本元死刑囚の遺骨 次女へ 四女の特別抗告退け確定

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December 24, 2021, 7:55 am